まだまだ食中毒にはご用心!!!
十五夜の日は、満月が煌々と地上を照らしていて、
なんとも神秘的な夜でしたね
お月様のウサギは皆さん見られましたか
いよいよ秋本番というところですが、
日中の気温は30℃を超え、なかなか暦通りとはいかないみたいです…
そこでまだ気を付けたいのが、食中毒です
朝晩涼しいからと、調理済みの食品を室内に長時間置いておくと、
ウェルシュ菌という菌が繁殖します。
よく言われるのが、カレーやシチューなど鍋で一度に大量に作った食品です。
この菌はなんと!!耐熱性の菌なので、ちょっとの加熱では死滅しません。
再加熱は十分に行う必要があります
また、海産物が美味しい季節になってきましたが、
魚介類の生食で気をつけたいのは、腸炎ビブリオ、赤痢菌、コレラ菌です。
特に腸炎ビブリオは、激しい腹痛や下痢・嘔吐、発熱などの症状がでる恐れがあります。
私は高校の時の修学旅行で、友人が多数この菌による食中毒にかかってしまったので、
個人的にもとても憎らしい菌です
予防策としては、海水濃度の塩分を好むので、
・真水で洗う
・中心部分までの十分な加熱(75℃以上で1分) が必須です
海産物で他に気を付けたいものとして、寄生虫による食中毒があります。
寄生虫はアジやサバ、イカなどに寄生していることがあります
人間がこれをそのまま摂取すると、食後数時間で激しい腹痛と嘔吐に襲われます
これは、寄生虫が胃壁や腸壁に食いついているためです
先日は、急激な胃痛を訴えられた患者様の胃からアニサキスという寄生虫が見つかり、
胃カメラで取り除きました。
前日にサバの刺身を食べられたそうです
予防策として、
・十分な加熱
・-20℃以下で48時間以上の冷凍
が有効です。内臓にいることが多いので内臓は取り除くor中まで加熱しましょう
長々と書きましたが
食中毒には注意し、健康に食欲の秋を過ごしましょう
STAFF E.N